INTERVIEW 09

早稲田大学に在籍している頃から
バイオリン演奏を中心とした音楽活動を開始し、
卒業後はテレビ・ラジオ・SNS動画における
作・編曲および動画制作、舞台音響担当、
人材育成へと
範囲を拡大しながら
音楽業界で活動していた水野真純。
しかし、現在は一転してコンサルタントとして
活躍している。
彼の中では「音楽」と「コンサルティング」の間に、
ある共通点を発見していた。

M. Mizuno / 2016年中途入社
早稲田大学理工学部

MESSAGE

「在学中、いま一番やりたいことは何かを考えた」

現在バーチャレクスでコンサルタントとして仕事をしていますが、実は以前は音楽業界で演奏、制作活動、プロデュースといった仕事をしていました。大学在学中のサークル活動で音楽をやっていたのですが、あるときツアー会社の方に声をかけていただいて様々なところで演奏をさせていただくことになりました。ギャラも出ていたので、きちんと仕事意識を持ってやっていました。そして4年生になり、就職活動も多少したのですが、いま一番やりたいことは何かと考えたときに自分の演奏で目の前の人が笑顔になって、すぐにその場で自分が価値をつくれるところにすごく魅力を感じて、音楽活動をやれるところまでやってみようとそちらの道に進みました。

「コンサルタントの魅力はひとつの業種にとらわれないこと」

卒業後は演奏とともに制作やプロデュースの仕事も始めました。その中で一つ私が音楽制作とサウンドプロデュースを手がけていたダンスチームが赤坂ブリッツで1000人規模のワンマンライブをやるまでに至ったんです。そこを一区切りとして落ち着いたときに、もう一度じっくり何をしようかと考えました。これから何十年も仕事をしなくてはいけない。将来的には自分で事業を立ち上げたい。だから事業としてお金が回っていく仕組みを自分で作れるだけの力をつけたい。そう考えて会社員を経験する道を選びました。
コンサルタントの魅力はひとつの事業だけにとらわれないというところにあると思います。いろいろな業種に関わり、それぞれのビジネス構造を見て、それぞれに合った価値提供を考えることができる。これが自分の将来にとって大きなインプットになるのではないかと思えたことが決断のポイントでした。

「クライアントの理解と納得が自身の成長と励みになった」

まだ入社してから日は浅いですが、それでも設備系の会社と家電メーカー、ソフトウェアベンダーとさまざまな業種の企業をクライアントに仕事をさせていただいています。
家電メーカーのプロジェクトでは先方の経営層と直接対面する上流工程のテーマに携わらせていただきました。その会社が新たにどんな事業をしていくべきかの検討から始まり、それを推進する上での課題抽出や、その課題解決策を実際に実行に移すというプロジェクトでした。模範解答のない検討テーマは濃霧の中を航海するようでしたが、ターゲット顧客層のスコアリング手法を定義した際に先方の社長がすごくお話を理解してくださって、そこで感じた手応えが自分にこの仕事のやりがいを教えてくれました。励みにもなり、初めてコンサルタントとしての成長を感じられた瞬間でもあります。
いま関わっている案件はソフトウェアベンダーのクライアントですが、年齢層がとても若いこともありエネルギーで溢れている会社です。事業構造がきれいに整っていない部分はありますが、そこを超えるだけの熱量と体力で新たな世代による新たな時代の価値をユーザーに提供している感覚があり、大変刺激的です。これから事業を大きく拡大していくためにはどういう業務の仕組みを作るべきかをコンサルティングしています。もし自分で事業を立ち上げるとしたら、という目線で見ると勉強になることばかりです。こちらも負けじと精一杯貢献できたらなと思っています。

「“思考”という無形のものを伝える難しさと楽しさ」

コンサルタントとして難しいなと思う点は、自分が伝えたいことを相手に伝わりやすい形で伝えなくてはいけないところ。コンサルタントは思考そのものが商品です。無形の価値をわかりやすく相手に伝える、これはすごく難しいことだなと感じています。音楽や会話でもそうだと思いますが、自分が伝えたいことと相手が聞きたいことは同じ形をしていないことが多いですよね。自分が伝えたいことをいかに相手が聞きたい形に変換した状態で伝えられるか。すなわち「相手に伝わる形」に作り替えてアウトプットすることが私にとって一番の課題だと考えています。
当社では何かをクライアントにアウトプットするときに、まず社内で上司のレビューを通らないといけません。その時点で私は結構工数がかかってしまう方で、何度もレビューをクリアできず悔しい思いもしました。あまり器用に出来ないただ愚直にそれを繰り返し、その中で自分なりの地盤が少しだけでき始め、やっと少しだけ前進したなと思った頃にはまた桜が咲いて先輩と呼ばれるようになってしまいます。伝えるのが下手だから教えられませんなんて言ってられません。

「自分でつくるか、相手の仕事をお手伝いするかだけの違い」

コンサルタントを続けているのは、個人としてやりたいことと会社の中でやりたいことがリンクしているという理由があります。
事業の仕組みを自分で作りたいと考え就職をしたわけですが、それは現在でも同じ気持ちで、漠然と続けている海外との交流を一層具体的かつ事業的にしていきたいというのが個人としてのチャレンジ。一方、今の会社の中でも自分のクライアントがいて、そのクライアントにも課題があり、それを一層良い状態にしていくというのがコンサルタントとしての仕事。だから自分で起業するか、クライアントの事業のお手伝いをするかの違いだけあって、結局やりたいこととしては試行して改善することなんですね。
また、実は当社の事業自体を作っていくという点でもリンクします。当社の持っているリソースを最大限に生かした形で事業の仕組みを改善するとしたらどういったものができるだろうかということを日頃考えています。部門としてもストックビジネスを作るという目標があるので当社の中でも事業の仕組みの構築ができたらいいなと思っています。

「和気あいあいとしながらも刺激を与え合える仲間がいる」

バーチャレクスに入社してよかったなと思う点の一つは、気張らない仲間たちが多いことです。人が成長していくなかで、必ず仲間との切磋琢磨というのは必要だと思うのですが、お互いにガツガツと蹴落とし合うようなのは苦手です。どちらかというと和気あいあいとしている中で、やるべきことには尖っていて、互いに刺激を与え合うというような雰囲気が合っていて、ここの環境はその部分ですごく適していると感じています。
ただ、これは人当たりが柔らかいこととは違い、むしろ意見や個性は日常的にぶつかります。特に若手のコンサルタントは個性豊かだなと毎年感じます。その個性のぶつかり合いみたいなものの中で、結果として誰かが勝ち誰かが負けるのではなく、目指しているところは全員同じ成功だったねって言い合えることが居心地の良さにつながってます。クライアントの事業のなかに最大限の価値を生むことに対し、メンバーそれぞれの個性がぶつかりながら同じ方向を目指していく。そんな雰囲気のある職場です。

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