INTERVIEW 08

アシスタントという形ではなく、
早くから責任を持ってプロジェクトに
参加したいと考えていた。
それでこそクライアントと共に成功を
肌で感じることができる。
それを叶えたのはバーチャレクスの
職場環境だった。

S. Kanai / 2017年新卒入社
(インタビュー時 3年目)
横浜国立大学教育人間科学部

MESSAGE

「経営的な視点を早く持ちたい」

私は1年の留学を経て、大学5年生のときに就職活動をしていました。最初は総合商社や海運業界など“ザ・グローバル企業”みたいなところを中心に活動をしていたのですが、自分のやりたい仕事とは何かと考えるうちにコンサルティング業界に活動の軸をシフトしていきました。自分のやりたい仕事というのは、いろいろな人を巻き込みながらある一定の裁量権を持ってプロジェクトを進め、クライアントのビジネスの成長に貢献しながら自己成長も実現できるというものでした。それに加えて会社全体を見て最適な方向性を考えられる経営的な視点を早く持ちたいという考えもありました。それらを実現できるのがコンサルティング業界ではないかと思ったんです。
就職活動としては私はちょっと異質だったかもしれません。まず一般的な時期に日本で活動をしてある会社から内定をいただきました。でもそこは辞退してもう一度就職活動を始めたんです。そのとき留学経験者を対象としたボストンキャリアフォーラムというものでバーチャレクスに出会いました。コンサルティング業界は上下関係が厳しいみたいなイメージを持っていたんですが、バーチャレクスはすごくフラットに話をしてくれました。話のなかで若手を伸び伸び育てようとしてくれているという社風も感じられ、それがすごく自分には合っているなという印象をもちました。

「自分が中心となってプロジェクトを進める」

当社では、プロジェクトの多くが2人や3人といった少人数の編成です。なので若手であっても裁量権のある仕事が非常に多いと思います。その中で私も1年目からプロジェクト全体のスケジュール策定、クライアントへの提案内容の検討・資料作成、経営層へのプレゼンテーション等“自分で考えて仕事を進めていく”という経験ができました。
この仕事をしていて一番やりがいを感じるのは、クライアントの事業の成長を一緒に体感できるところです。クライアントが何かしらの問題や課題を抱えている場合、パートナーとして常に寄り添って解決をしていくので、クライアント企業の成長や事業改善を共に体感できる。この体験がコンサルタントという仕事の魅力だと思います。

「テクノロジー系案件と戦略系案件。その両方を経験できる」

私が初めてアサインされたプロジェクトは航空機に動力を供給する会社の案件でした。航空機に関する膨大な情報を一つのデータベースに統合し、BIツールを導入することで各航空会社の動力需要量や供給余地を可視化し、経営判断に役立てるという内容でした。
当社はコンサルタント以外にシステムを構築するエンジニア、アウトソーシングの実行部隊がいますが、そのプロジェクトはエンジニアと協業体制で行いました。コンサルタントである私はクライアント企業の現状の業務プロセス把握と問題点・課題の抽出、解決策の提示を行い、技術のスペシャリストであるエンジニアがシステムの構築を行いました。
二件目のプロジェクトは戦略系の案件でした。生産設備の開発・販売を行うクライアントで、従来のモノウリではなく、IoTを使って設備の稼働状況を可視化し工場全体の生産プロセスを効率化するというソリューション事業への変革を支援させていただきました。ビジネスモデルを描くフェーズから始まり、実現するためのプロセス設計も行いました。その中で特に長く関わらせていただいたのが、顧客情報管理の構想策定から要件定義、導入、オンボーディングまでを一気通貫で行った1年以上にわたるプロジェクトです。顧客満足度を上げ、売上を拡大していくためには企業の財産である顧客情報がとても重要です。クライアントとは「なぜ顧客情報が重要なのか」「顧客情報を活用することで、何を目指したいのか」といった構想段階からひざを突き合わせて協議し、要件定義やシステムの導入だけでなく、導入後の活用支援としての研修を全国の拠点で実施するなど、全社横断・現場社員まで巻き込んだ支援を行ってきました。また、途中から1年目の後輩がプロジェクトに参画したので、自分が前面に立つのではなく任せることを意識しつつ、品質管理をして成果を出すべく努めました。上流から下流、計画策定から実行までを伴走する一気通貫のプロジェクトで、多くのことを学ばせていただきました。

「充実した社員研修、教育体制」

我々の会社は研修に力を入れています。具体的には入社前に半年ほどのプログラミングのオンライン研修、入社後も3か月間トレーニングがあります。コンサルティングに必要な基礎スキルの研修だけにとどまらず、エンジニアと一緒にシステム開発演習も行いました。海外の大学に行き、英語で新しい技術について学んだり、アプリケーション開発をしたりしたのですが、毎晩同期と予習復習を行ってなんとかやりきった経験は今でもよい思い出です。その他、佐賀県のグループ会社でアウトソーシングの現場実習も行いました。
プログラミングなんかコンサルティングには必要ないのではないかと考える人もいるかと思います。しかし、これからの企業活動においてテクノロジー・ツールは不可避です。テクノロジー・ツールを前提とした企業活動に変革していく、いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が日に日に高まっています。テクノロジー・ツールはあくまで手段ですが、クライアント事業の成長・成功を実現するうえで、その手段を理解しておくことは必須です。必要なツールの裏側がどのようにつくられているのか、新しい技術は何ができて何ができないのかを正しく理解し正しく活用していくことが重要だと思っています。
特に私は最初の配属先がDX案件だったので、研修で学んだ基礎が早速役立ち、非常にありがたかったです。

「“三足のわらじ”のシナジーがさらに大きな展開を生む」

「三足のわらじ」。これは私の所属している部門長の言葉です。具体的にどういうことかというと、第一にクライアントに対しての貢献をする。我々は何よりもまずコンサルタントなのでこれが最もベースにあります。二つ目はクライアントに対して価値提供をした経験をもとに自分たちの会社をよくしていくこと。最後は、二足のわらじを履いた経験を活かしてさらに新しいビジネス・マーケットを作っていくということ。この“三足のわらじ”をミッションに日々業務に励んでいます。
私の場合は、コンサルティング以外に当社のリブランディングプロジェクトに携わっています。改めてバーチャレクスの社会に対する価値や、どういう使命を持って仕事をするのか、どう社会に貢献しているのかというのを再定義して会社に浸透させる活動をしています。また、それに付随する形で、新しいビジネスを作るというプロジェクトにも関わっています。カスタマーサクセスに関するコンサルティングサービスの立ち上げです。「売り切り」型から脱し、継続/安定的に収益を創出し続ける、つまり使い続けてもらうことで成り立つ「サブスクリプション」型を模索する企業が増えています。顧客の消費トレンドが「所有」から「利用」へと変化する今、従来のカスタマーサービスのように顧客から問い合わせがあって初めて対応する受け身の姿勢ではなく、能動的にアクションをとって顧客の成長・成功を実現し続けることが企業には求められており、そのノウハウがカスタマーサクセスには詰まっています。日本ではまだ認知度が低い現状を踏まえ、当社ではセミナー開催や出版等を通して市場啓蒙活動を行っています。
実は、もともと20年前にバーチャレクスが創業されたときの理念が「コンサルティングだけではなくて、実現して成果がでるまでクライアントと伴走していく」というものでした。だからこそエンジニアもアウトソーシング部隊も必要となってくる。そういう理念から始まっている会社なのでカスタマーサクセスという概念はもともとDNAとしてバーチャレクスは持っているのです。それを軸にすることでさらにバーチャレクスという会社の価値は高まっていくのだと考えています。

ENTRY

新卒採用はコチラ
中途採用はコチラ