INTERVIEW 05

人と接することで自分を成長させたいと考え
選んだコンサルタントの道。
現在は人の業務をロボットで
自動化するRPAに取り組んでいるが、
やはり大切にしているのは
人とのコミュニケーションだと言う。

K. Netsu / 2017年新卒入社
(インタビュー時 3年目)
国際基督教大学教養学部

MESSAGE

「“人”からいいところを学んで成長したい」

“人”と会うこと。そしてその人のいいところを学んで自分も成長したいという想いがコンサルティングという仕事を選んだ最大の理由です。就職活動中にコンサルティング業界のことを深く知るようになり、この現場ならば社会で成功している人たちと一緒に働けるのではないか、その人達からの学びも多いのではないかと魅力を感じました。もちろんそういう人と一緒に働くわけですから自分へのプレッシャーも大きい。それも自分の成長のためには非常に良い環境ではないかとも思いました。
まだキャリアは短いですが、実際にコンサルタントとして働いてみて感じる一番の魅力は、クライアントと一緒にモノ(物質的なものだけでなく目には見えない制度や仕組み)を創っていく、現状を変えていくことが出来るというところです。しかも創ることで終わりではなく、継続的に見届けることができるのがこの仕事の大きな魅力だなと思っています。
今まで私が携わった仕事というのは実際に業務が動く現場でのものが多かったのですが、今後はレイヤーを上げて、会社全体の計画を立てたり意思決定に携わったりするような仕事も出来るようになれればと思っています。

「ITソリューションの提供がコンサルティングのゴールではない」

今は不動産業界の企業をクライアントにおいて、RPA(Robotic Process Automation)を活用して業務を自動化するプロジェクトを担当させていただいています。RPAというのは業務改善をしていくITソリューションの一つです。だからまずは業務を整理するというプロセスが非常に大切。現在はそのプロセスをクライアントと一緒に調整して作業を進めている段階です。これが終われば整理したとおりに業務が行われるようなRPAを開発する等の作業が始まることになります。
IT系のプロジェクトといってもITシステムを提供するだけが仕事でありません。それとともに大切なのは、ITを使って“何をしたいのか”という目的をクライアントと一緒に確かめていくという作業です。そのプロセスを経てITを正しく活用していく。そのプロセスは無秩序状態に一定の秩序を作るといった楽しさがあります。また、最近は人不足・働き方改革の状況下で、多くの会社が生産性向上に取り組んでおり、人に代わって仕事をするデジタルレイバー、RPAを導入する案件が非常に増えています。RPAを導入=ゴールのように思われることがよくあるのですが、本当に大事なのは、そこで働いている人が自分の仕事を人がやるべきか、ITがやるべきかを考え、自らITを活用して自分の生産性を高めていけるようになることだと思っています。
現在IT関係の案件に携わってはいますが、もともと専門的に勉強をしていたというわけではありません。入社後プログラミング研修などで勉強した際に、自分と相性がよくてすごく楽しかった。そこからITというものに興味を持ってさらに詳しく勉強するようになりました。それが高じて企業の業務自動化案件にも取り組むようになりましたし、RPAを使ってどう業務を自動化するのかを様々な企業にレクチャーする研修事業の立ち上げも経験しました。

「考え方、価値観の違いを踏まえた最適なコミュニケーションとは」

私がコンサルタントという仕事に感じた難しさは大きく二つあります。一つは入社してすぐ、新卒として初めてプロジェクトに入ったときのことです。こちらは1年目なので特に何ができるというわけでもないという状態。ただしクライアントはひとりのコンサルタントと見てくれて様々なご意見やご要望をいただきました。私も全力で応えていたつもりではありますが、御用聞きのようになってしまい仕事量が自分の許容量を超えてしまったことがありました。そこを先輩にフォローしていただいたということがあります。そこで学んだのは、クライアントから言われたことを鵜呑みにするのではなく、コンサルタントとして何がベストなのかを客観視し、クライアントを正しい方向に導く、その実現のためのプロセスを適切な人がこなしていく、という基本を改めて認識しました。また、クライアントの期待値を的確にコントロールする大切さも学びました。
もう一つが、現在も考えながら仕事を進めているところですが、適切なコミュニケーションとは何かということです。特にクライアントとの考え方、価値観の違いを踏まえて、どんなコミュニケーションが最適なのかを探るということです。例えばRPAの導入となると、現場で今まで業務をされていた方の中には自分の仕事を取られてしまうと感じる方もいらっしゃいます。そういう考え方もきちんと自分の中で消化した上で、RPAにはどういう効果があるのか、どういうメリットがあるのかということをその方の目線でお伝えする。そうしてチーム全体として同じ目的意識を持ち、同じ方向を目指して仕事ができるように的確なチームコミュニケーションを心がけるということ、これがいまの課題です。

「バーチャレクスという文化が生み出す成長」

バーチャレクスに入社して良かったなと思う点は、非常にフランクな人間が多いところです。社内で仕事の悩み事もすぐに相談できますし、上司からの目も非常に優しいものがあります。とはいえずっと守られているというだけではなくて、自分で考えて行動することを後押ししてくれます。そのバランスが非常に居心地よく、自分の成長にもつながっていると感じています。だからこれから増える仲間にも「自分の成長で先輩を押しのける」という気持ちをもってもらえれば共通した想いで一緒に仕事ができるかなと思っています。
私が上司からもらった言葉で今も常に心のなかに置いている言葉があります。それは「自分の発した言葉は、面と向かっている相手だけではなく周りにも伝わる」というものです。私とAさんが会話している内容と雰囲気は、周りで見ているBさんにも伝わって何かを感じ取る。だからAさんと話していてもBさんやその他の人のことまで配慮したコミュニケーションをとることが大切だという意味です。先ほどお話した価値観の違いを意識したコミュニケーションというのもこの言葉に通じるところがあるかもしれません。

ENTRY

新卒採用はコチラ
中途採用はコチラ